テクノロジー分野に特化したヘッジファンド、サトリ・ファンドの創設者でポートフォリオマネージャーのダン・ナイルズ氏は、株式市場の調整がいずれ20%に近づくと予想しているものの、ここ数日の大幅な下げで押し目買いの好機が訪れたと考えている。

 24日朝方、CNBCのインタビューに対して同氏は、自身のファンドは持ち高の約3割が現金になっているが、その一部を最近売り込まれた銘柄の購入に利用する予定だと述べた。「こんなやり方は嫌いだが、たぶんきょう、少し株を買うつもりだ」と語った。

 それでも、米国のインフレ率が高止まりする可能性が高く、米連邦準備制度理事会(FRB)による複数回の利上げが迫る中、株式市場全般に対しては引き続き慎重な姿勢を示した。ただ、ここ最近の株価下落である程度売られ過ぎの状態になったとも指摘し、投資家はこの機を逃すことを恐れるべきではないとした。

 とは言え、この下げ相場の間は投資対象を吟味する必要があり、自身は「本物の会社」に焦点を合わせているとして、特にアルファベット(NASDAQ:GOOGL)とメタ・プラットフォームズ(NASDAQ:FB)を例に挙げた。

 ナイルズ氏は年初にも、テクノロジー銘柄の年初からの下げは株安圧力が終わる兆しではなく、インフレ圧力がなくなり、FRBの利上げが打ち止めにならないかぎり、この下げ相場が終わったとはとても考えられないと述べていた。

 24日の米株式市場は、FRBの政策会合である連邦公開市場委員会(FOMC)を控える中、ウクライナ情勢の緊迫化も懸念され、大幅安になる場面が見られたが、終盤にかけて急速に買い戻された。
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