ドイツの製薬大手バイエルは7日、英製薬大手グラクソ・スミスクライン(NYSE:GSK)の元幹部クリスティン・ロス氏を同社の次期腫瘍内科戦略事業部門の責任者に指名した。

 ロス氏は、グラクソでグローバル腫瘍内科治療部門のシニアバイスプレジデントを務めていた。3月1日付でバイエルを退職する現責任者のロベール・ラカゼ氏と交代する。

 バイエルの腫瘍内科部門は、ネクサバール(一般名:ソラフェトブトシル酸塩)、ゾーフィゴ(一般名:塩化ラジウム-223)、スチバーガ(一般名:レゴラフェニブ)を主力製品としているが、この中でも主力の腎細胞がん治療薬ネクサバールの売上高は2020年に前年比約10%減の6億3900万ユーロにとどまり、21年1-9月期にはさらにおよそ28%減少している。ただし、前立腺がん治療薬ニュベクオ(一般名:ダロルタミド)は米国で売り上げが大幅に伸びた。

 バイエルの医薬品主力製品は、抗凝固薬イグザレルト(一般名:リバーロキサバン)と網膜疾患治療薬アイリーア(一般名:アフリベルセプト)だが、アイリーアは近く特許保護期限を迎える。
-0-