配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズ(NYSE:UBER)は、ロシアのインターネット検索最大手ヤンデックス(NASDAQ:YNDX)とのタクシー配車合弁事業の売却を加速している。ブルームバーグが伝えている。

ブルームバーグが28日に得たウーバーの声明によると、同社は合弁事業ヤンデックス・タクシーの株式保有比率を昨年8月に29%まで引き下げており、上場株式は保有していない。ナスダックではヤンデックスをはじめとするロシア銘柄の売買が28日、停止された。

さらにウーバーは、ロシアのウクライナ侵攻を受け、ヤンデックス・タクシーの取締役会から同社役員を解任した。

ウーバーの広報担当者はブルームバーグに対し、「最近の出来事を踏まえ、残る持ち高の売却を加速させる機会を積極的に模索している一方、合弁事業からわれわれの役員を削除する」と語った。

ウーバーは先週、ウクライナでの事業活動を停止している。
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